この世の果てで恋を唄う少女(vita版)の感想とか。
お久しぶりです。ブログさぼりまくってるそうむです。突然ですが、
やっと、やっと、『この世の果てで恋を唄う少女』を、
コンプリートしました・・・!
僕は、「伏線がいい感じにいっぱい貼ってあって、それをいい感じに回収して、いい感じにうおおおおってなる」所謂シナリオゲーって言われる類のゲームが大好きです。
で、そのシナリオゲーといえば・・・?って聞いた時に良く出て来る名前が「すば日々」「Ever17」「クロスチャンネル」etc... そして「YU-NO」なんですよね。
しかも、こんな感じに名前が上がる作品の中でダントツ古い作品
(YU-NO(1996) 終ノ空(1999) Ever17(2002) クロスチャンネル(2003) 素晴らしき日々(2010))ということもあって、本当に本当にプレイしたかったんです。
でも、僕の持ってる環境でプレイできるWindows版YU-NOが入ったエルフの缶詰の値段は中古で3万円(今見たら2万円まで下がってました・・・^^;)ってことで、手がでなくもないんだけどうーん・・・っていう値段だったんですよね。
そんなこんだでなんだかんだプレイできていなかったYU-NO、リメイクが決まったときは本当に嬉しくて、すぐにVitaを購入しました。
けれども中々更新されない公式サイト、重なる延期&延期。YU-NOをプレイするために買ったはずのVitaは『朧村正』専用器になっていました。
そして、友人に勧められていた『極限脱出adv 善人シボウデス』をプレイしていたその時、ようやく発売されたのです。(間違えてPS4版を買ってしまうという事件もありましたが・・・^^;)
ここからは軽くネタバレ注意です。
そして、今日ようやくA.D.M.Sをコンプリート&ハッピーエンド回収することができました・・・!!
いやぁ長かった・・・。こう見ると圧巻ですね・・・。
プレイ後にまず思ったことが、「ほんとにこのゲーム1996年に発売されたゲームなん!?!?」ってことです。並列世界を旅するシナリオは、現在にはごまんとありますが、その中でもトップクラスに完成度が高く、伏線という名前のパズルのピースが綺麗にばらまかれ、与えられ、それがだんだんをハマっていって最後にスパーーーンと絵が完成するあの感覚を久しぶりに味わうことができました。到底20年前の作品とは思えないです。
また、タイムリープ系で挙げられる「親殺しのタイムパラドックス問題」も綺麗に解説できているところも素晴らしいと思いました。物語の後半から、「舞台が異世界になる」というぶっ飛んだ展開を迎えますが、異世界ができた理由というのも、よくよく考えれば有り得る話ではないか、もしかして現実にも異世界は存在するんじゃないかと錯覚させられました。
そういう意味で、「時間の流れは可逆であるが、歴史は不可逆である。」というキーワードは特に印象に残っています。過去に遡って、未来を変えようとした場合、”過去に遡って未来を変えた”という”歴史”が誕生するため、どうあがいてもその世界での歴史は変えることができないっていう考え方ですね。そしてそれを図に表すと上の樹形図、通称ブリンダーの木のように世界は広がっていく、っていう話ですね。
しょっちゅう時間軸を移動しているドラえもんを例に当てはめてみたら面白そうだなぁって個人的に思ったり・・・。こういう思考実験(って仰々しく言ってるだけのただの妄想)は大好きなので、またゆっくり考えたいなぁ・・・。
真面目な話はここまでとして、YU-NOの中で好きなキャラは、僕は絵里子先生でした!!
白衣・先生・ミステリアス・鎖骨・目が隠れる程の前髪etcetc...
いやもう最高でした。タバコは吸わないけど、由岐ねぇといい絵里子先生といい、タバコ吸うようなキャラは結構好きです。
時点ではやっぱりユーノかなぁ・・・。現代編と合わせると登場シーンはかなり少なめのはずなのに、どうしてもグッときますね。
すべてを終えてから、社で再会したとき、もう本当に「よかったね・・・よかったね・・・」という気持ちでいっぱいになりました。
そしてエンディングを迎え、すべてをクリアし終えてからタイトルで
『この世の果てで恋を唄う少女』のロゴを見た時、あぁ、なるほどな・・・。
と感動しました。
いやぁ、本当にこのゲームに出会えて良かったです。
「EVE burst error」やってみたいなぁ・・・。
あと、YU-NOアニメ化もするらしいですね!!
アニメ化ってなると割りと怪しい表現が何箇所かありますけど、どう表現するのかちょっと楽しみです。アダルトOVAなんてなかった。
まだまだYU-NO熱は冷めそうにないです・・・!!